北海道議会議員 かじや大志の公式ホームページです。議会活動報告や講演会等のお知らせなどを更新しております。

新着情報

記事一覧

御挨拶
~コロナ禍の中から見える政治の課題~

 新型コロナウイルス発生後約9ヶ月が経過しましたが、この新たなウイルス感染症は、総会、歓送迎会、夏祭りや盆踊りなど一部をのぞきあらゆる動きを止め、季節など時間の流れも感じられず、重苦しい毎日が続いています。年末年始を目前に控え、私たちの日常生活はさらにこれまでの価値観から大きな転換を求められています。

 そんな最中にあっても、政治の基本は国民の「生命と財産」を守ることにありますが、「命を守る」ことと「経済や雇用を支える」ことの両立は難しく、生命への危機を一定におさえつつ経済を活性化させる対応が続いていますが、新型コロナの脅威からは逃れられていません。

 これまで国の新型コロナへの危機管理、対応は後手に回っており、首長などのリーダーシップによる地方自治体独自の施策や発信が活発化し、地方自治体が大きな役割を担っています。

 北海道知事もコロナ対策で「全国のモデルをつくる」と、他自治体同様の対応で臨みましたが、意気込みばかりで具体性は感じられず、独自の緊急事態宣言の発出などは明らかにスタンドプレーであり、事の顛末まで考える責任と判断力、そしてプロセスが欠如しています。その結果、当然成果も見えてきません。

 また、新型コロナウイルス感染症対策の道の中間検証では、検証内容は抽象的なものにとどまっており、現状と大きくかけ離れています。

 道独自の緊急事態宣言における臨時休校の要請については、法的根拠も無く、準備不足からも大きな混乱を招きました。また休業者が17万人と膨れ上がり、休業補償の未払いや解雇、雇い止めなど雇用環境が悪化する中にあっても、知事の厳しい現状に対する認識は極めて薄く、経済や道民生活への打撃は深刻であることは明らかです。

 今後増加傾向にある感染者を抑えるためには、どの程度の費用が必要で、道民に仕事や生活の制約、負担を求めるのか、具体的、科学的に捉えておらず、その視点で検証し、さらに政治の場で議論されなければなりません。

 それは次に来るかもしれない流行が、再び緊急事態宣言を出さざるを得ない局面に差し迫った場合、これまで不足している対策を根拠のあるデータに基づいて正確に加えていく必要があるからです。

 国内でいち早く寒冷期が訪れる北海道はインフルエンザの流行が1ヶ月程度早く始まり、例年11月初めから急激に伸びてきます。新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの両方が市中感染していく事となれば、発熱患者が医療機関に殺到し、感染が拡大、合併症の懸念もあります。さらなる取り組みとして発熱外来の検査体制の確立を進め、感染者の病床が少ない地域などを念頭に医療の逼迫を抑えなければなりません。

 これらを踏まえ、特に立場の弱い高齢者や障がい者を念頭に命と生活・暮らしを守り、コロナ禍を踏まえた経済のあり方、非正規雇用労働者などの雇用を守るため、これまでの経験と科学的知見に基づく真に効果的で安心・安全な取り組みを断続的に提言して参ります。

 

新着情報一覧へ戻る

かじや大志 後援会申し込みはこちら

アクセスマップ

〒004-0832
北海道札幌市清田区真栄2条1丁目11-18
ジオン真栄1F

ご意見・メール

メールフォームはこちら